バックエンドエンジニアとして複数のプロジェクトに関わり、設計や開発、インフラ構築のキーマンとして活躍するM.Yさん(入社1年目)。業務内容ややりがい、今後のチャレンジについて伺いました。
これまでのキャリアと入社の経緯を教えてください
2020年に新卒で入社した会社では、通信キャリア向けの基地局建設や保守点検のための社内システムに携わっていました。Javaなどを活用し開発・保守、時には外部のベンダー管理なども行なっていました。
前職では、通信分野のインフラで、より便利な世の中をつくる点にやりがいがありました。一方で、新型コロナウイルスのまん延にや超高齢化社会、医療費拡大など、多くの人にとって健康の重要性が増していると感じ、「便利さ」以上に「健康であること」に興味が湧いていきました。ヘルスケアテクノロジーズでは、まさに健康であり続けるためのプラットフォームを、モダンな技術を取り入れながら自社でスクラム開発しているところに魅力を感じました。
また、ヘルスケアに関連する情報を取り扱うには、個人情報に加え医療情報を取り扱い、セキュリティやガバナンスの面でも高い水準が求められるので、そういった環境も成長につながると思い入社を決めました。
業務とやりがいについて教えてください
バックエンドエンジニアとしてOracle
DatabaseやPostgreSQLなどでデータベースのテーブル設計をしたり、API設計や、製造(プログラミング)、設計資料にテスト実施のためのドキュメント作成などを行なっています。
直近では、自社プロダクトのヘルスケアアプリ「HELPO(ヘルポ)」のフルスクラッチ開発に伴って、健康医療相談やオンライン診療、歩数ポイントなどの開発とインフラ周りの構築・設定を担当しています。
実務でAWSクラウドでのアプリ開発は初めてなので、学習しながら進めています。アプリケーションをAWSクラウド上での調整と、セキュリティ要件を同時にクリアしながらパフォーマンスを最大化していくのは私にとってチャレンジングですし、実践的にAWSの知識を深める良い経験になっています。
またバックエンドエンジニアであっても、パフォーマンスやセキュリティ面に加え、想定される仕様やデザインに対して、UIやUXの観点からも提案やブラッシュアップに関わることができるのはやっていて楽しいです。
直近では、薬名や病気名などから成るデータの検索機能を構築する際に、パフォーマンスを維持しながら、ユーザーの利便性向上を図るために当初の要望には含まれていなかった「部分検索」を導入したマッチングの簡易化や、漢字に加え、カタカナでの検索に対応させる提案を行い、実装に至りました。
エンジニアとして基礎中の基礎ですが、ヘルスケアテクノロジーズの行動規範の1つとして「お客様ファースト」があることで、チーム全員がユーザー視点で考えることができるため、改善提案が積極的に受け入れられるのだと感じます。
今後のチャレンジや目標を教えてください
HELPOは当初、法人・自治体向けにサービスを開始しましたが、2022年12月からは個人向けにも提供をはじめました。今後もユーザーが増えていくので、安定的に保守・運用を行いながら、APIやAWSの調整といったリファクタリングをしていく必要があります。起こりうるエラーの予測をしながらスケーラビリティとパフォーマンスの最適化を実現するのはチャレンジングですし、バックエンドエンジニアとしての成長につながると感じています。
個人的には、バックエンドに加え、フロントエンド側にも入ってフルスタックで開発できるようになりたいと思っています。両側を理解することで広い視野で開発ができますし、ゆくゆくはアーキテクトなど全体の設計も手がけられるようにして、テックリードとしてのキャリアを視野に入れています。
中期的な目線では、今後HELPOでローンチされる、複数のサービスにおいて、社内外のステークホルダーと連携しながら、どんどん新しいものを開発していけることが非常に楽しみです。積極的に新しいことに取り組み、今後もエンジニアとして成長していきたいと考えています。
どんなメンバーが向いていると思いますか
課題解決力と学習意欲を持つ人です。
まず課題解決力についてですが、スタートアップという変化の多い環境下で、複数のプロジェクトが並行して進行いるので、日々新たな課題が出てきます。課題を都度チームで共有し、周りを巻き込んで解決していける方は向いていると思います。
学習については、キャリア形成として意識している人は多いと思いますが、ニーズや環境の変化に柔軟に対応していくためにも、自己学習を通じて業務の専門性を高め、幅を広げることが大事だと思います。今後予定しているさまざまな開発や連携において、スピード感を持って開発を進めていくためにも、それぞれのエンジニアが学習し、現場に活かしていく姿勢が必要だと感じています。